生活支援体制整備事業とは
木更津市社会福祉協議会では、木更津市の委託により波岡東地区と岩根東地区、請西・真舟小地区にて木更津市生活支援体制整備事業を実施しています。
ひとり暮らし世帯や支援を必要とする高齢者が増加する中、平成27年度の介護保険法の改正が行われ、ボランティア・シニアクラブ・社会福祉法人・NPO・民間企業など地域の多様な主体が連携を図り、生活支援を行っています。
日常生活上の支援を要する高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らせるよう、地域における課題を整理し、多様な主体による生活支援・介護予防サービスの提供体制を構築するため、地域の支援ニーズとサービスのコーディネート機能を担う生活支援コーディネーターを配置し、サービスを提供する事業主体と連携して、支援体制の充実・強化を図るとともに、身近な地域での支え合いを推進し、おたがいさまの地域づくりを目指しています。現在は波岡東地区、岩根東地区、請西・真舟小地区にて実施し、徐々に増やしていく予定です。
生活支援コーディネーターは、高齢者の皆さんがいつまでも住み慣れた地域で、いきいきと元気に過ごすことができるように、地域ケア会議等に参加し、生活支援ニーズの把握をし、困りごとの相談に応じ情報の提供を行ったり、社会資源の発掘をしたり、元気な高齢者等の担い手の育成・発掘に努めます。
また、様々な団体による協議体を設置し、連携を図り高齢者を支える仕組みを作っていきます。
波岡東地区の取り組み
波岡東地区ちいきを考える会では部会ごとに分かれ活動をしています。
■調査部会
住民アンケートを実施し、地域の困りごとや、担い手の発掘に繋げました。
■社会資源部会
高齢者支援の為、「ちいきのみりょくブック」を作成し配布しました。
■生活支援部会
小さなボランティア活動を始めとし、日々の有償のボランティアにも取り組んでいます。
■地区長部会
各地区の区長や会長とも連携し、住みやすい地域づくりを進めています。
■生活環境部会
高齢になっても住みやすい生活環境づくりを考えていきます。
令和4年度は「地区長部会」「生活環境部会」「生活支援部会」の3部会で取り組んでまいります。
その他のSCの活動としては、買い物に困った高齢者の支援として、移動販売や青空市場について、地域の人々と協議し、自治会や地区社協と連携して活動をしています。

移動販売

ちいきのみりょくブック
岩根東地区の取り組み
岩根東地区は、まちづくり協議会に設置されている高齢者生活支援運営本部委員会(協議体)を中心に高齢者の生活支援体制について検討を重ねています。これまで、高齢者福祉サービスの情報をまとめた冊子の作成や誰でも気軽に相談できる相談窓口の開設を行いました。
今後は、地域の高齢者宅を訪問する「ふれあい訪問」を実施し、顔の見える関係づくりや情報提供(高齢者福祉サービスの紹介の配布等)を行い、その活動の中で困りごとについて生の声をお聞きし、必要とされる生活支援につながる活動を進めて行きます。

令和4年 高齢者生活支援運営本部委員会

高齢者福祉サービスの紹介
請西・真舟小地区の取り組み
令和3年10月1日より、本市3地区目として生活支援コーディネーターを配置し、現在地域の様々な場面に出向き、地域の皆様との関係づくり、環境の把握に努めています。
また地域の皆様に向け研修会を開催し、今後地域でどう支え合っていくのか、考える場所を作り、地域の方々がつながる場(=協議体)についても検討を行っていきます。
3地区では、協議体において協議を重ね、高齢者が安心して暮らせるような生活支援を地域のみなさまと一緒に考えていきます。何かお困りごとを相談したい方、地域のために何かやってみたいという方は、各地域のコーディネーターまでお知らせください。
波岡東地区 出口 真由美
岩根東地区 鈴木 瞳
請西・真舟小地区 泉水 優子